ここ数年、移住者が増えている鶴居村に、ユニークなお蕎麦屋さんがあると聞いてのぞきに行ってみました。外観はよくある古民家風でもなく、かといって町のお蕎麦屋さんといったたたずまいでもなく、赤い扉がチャームポイントのおしゃれな造りに期待がふくらみます。
案に違わず店内はまさにカフェのようで、壁には古典から印象派など、欧州の有名な洋画が掛かっているので、蕎麦を食べに入って来たお客さんの予想を見事に裏切ってくれます。店主の平井秀明さんにその理由を聞くと、「よくある蕎麦屋のような造りにはしたくなかっただけ」とのこと。この「らしくない」スタイルは、メニューにも表れていました。
ひとつは蕎麦屋の定番である「天ぷら」がないこと。「天ぷらならおいしい店は他にありますもんね」と、これも「たまゆら」スタイル。その代わり、道東らしく、カキを使った「カキニラそば」は人気商品。ほかにも、ウナギにとろろを載せた「うなとろそば」や「柳川そば」、また鶏モツや牛モツのそばなど、季節によって新作メニューが次々に登場します。
そしてカフェのようと言った通り、実際に午後2時からはケーキも食べられるカフェになります。これは町民の社交場として、また旅行者との交流を願って考えられたスタイルだと思います。HPやインスタなど、SNSでひんぱんに情報発信しているので、出かける前にはぜひ情報収集を。
営業時間 | 11:00~18:30/カフェメニューは14:00~
(お蕎麦が無くなり次第終了) |
定休日 | 月曜(祝祭日の場合は営業) |
住所 | 阿寒郡鶴居村鶴居東3-64-3 |
電話 | 0154-64-7129 |
席・テーブル | 14席(テーブル4席、小上がり1室) |
SNS | HP「玉響通信」 http://inazumamoon.xsrv.jp/ |